今日は、ランタンポール(ランタンハンガー)のことです。
こんなこと起こるんだ〜、でも確かに起こるかもと思ったので
みなさんの注意になればと書かせていただきます。
私が使っているランタンポールは
mountainmountain.(マウンテンマウンテン)さんの
まずは、使い始めた頃のランタンポールをご覧下さい。
鉄のかわいらしい形の棒に、革のアクセント。
そして公式サイトのランタンポールの写真がこちら↓
鉄の部分が錆びて茶色になっています。
私のランタンポールもこのように錆びていくんだろうな〜と思っていました。
だから、錆びることは範囲内だし、むしろ錆びてもかっこいい!
そして革の部分は、使っている財布のように馴染みが出て質感も変わってカッコよくなっていくのかな〜(﹡ˆᴗˆ﹡)なんて思っていました。
公式サイトの説明にもこのように書かれています↓
– Leatherが鉄に温もりと質感を – 杭を打ち込む際に、グリップ力向上と真冬でも冷たさから手を守ってくれるヌメ革のバンドが杭とハンガー部分の連結部に 施されています。 また、ランタンを2個ハンギングする際や、写真のようにライターや、小物など(マントルケースなど)を すぐに使用できるようにハンガー部分にもハンドグロメット付きで施されています。 ヌメ革は使い込めば込むほど、経年変化で色味や質感が変わってきます。 本革の楽しみ方の醍醐味を堪能してください。 ヌメ革グロメットはランタン(Coleman200A)程度まではハンギングが可能です。 また、杭のパーツと、ハンガーのパーツではアイアンの直径を変えています。 ハンマーで打ち込む際に曲がりや変形を防止するため ハンガーよりもひと回り、デザインを損なわない程度太くしてあります。
でも、雨の日のキャンプをして、キャンプ場で朝を迎えたら
一晩で姿が変貌!
革の部分がこんなふうに( ⊙⊙)!!
↓
一夜にして、革がこんな姿に!?!?
経年劣化で革の風合いを楽しむどころじゃなくなってしまっている、、、
擦っても手に黒色がつくことはなく、革自体が変色してしまっているようです。
困ったな〜、カビみたいで気持ち悪い感じになっちゃった。
今回で5回目の使用だったのですが、
今までも雨にふられたことはあったし、冬の湿気の多いキャンプでも使っていたのでなぜこんなふうに?と疑問ばかり。
それで発売元の「PURVEYORS」さんに相談してみることに。
メールで問合せしたのですが、すぐに返事をくれました。
そして安心したのが、とても対応がよかったということ!
(*´・ω・`)b
そして、スタッフさんや職人さんに確認していただくと、
実際にこのポールを使っているスタッフも多少の変色はあってもここまで変色はしたことがないことや、革の職人さんでも原因がわからないとのこと。
今後、購入した人に同じ現象が起きてもいけないし、
原因がわかれば解明してほしいな〜と私は思っていたのですが、
PURVEYORSさんのスタッフさんも同じ気持ちだったようで
今回は無償で革の部分を変更するので送ってほしいとのこと。
鉄の部分はこのまま錆びさせようかなと思ってふくべきか迷ってたんですが、
送ることになたので急いで洗いwwそれで送らせていただきました。
山伏オートキャンプ場でも、奥道志オートキャンプ場でも雨は降ったけれどこんなふうになりませんでした。
一番最近の富士山YMCAキャンプ場に行った時、土日ずっと霧雨だったのでそれが関係していそうです。
スタッフさんに送ったあと、いろいろ調べてみました。
そこで「え〜〜!」という発見が。革を扱う人なら知ってる知識かもしれませんが私は知りませんでした。
革を鞣す(なめす)成分に、タンニンという成分を使うのですが、
(革を鞣すというのは革を劣化を押さえながら柔らかさや強度を増す作業です)
そのタンニンという成分は鉄の成分と混ざると黒く変色してしまうらしいのです。
なので、元々、革と鉄を組み合わせた製品を作ることって少ないらしいです。
ただ、この化学反応を利用して「鉄染め」をした革で製品を作る方もいるみたい。
なるほど〜〜、オールドムーンの鉄と革を組み合わせたランタンハンガーは、本来、革製品として見るとあまり好ましくない相性なのかもしれません。
きっと雨に長時間ぬれたことで、鉄の成分が革をなめした際にでたタンニンと結びつき、ところどころ黒くなってしまったという、そんな結果かなと思いました。
送ってからおよそ25日、戻ってきました。
革の部分は全部取り替えてもらい、綺麗な状態に。
スタッフさんからのコメントも、いろいろな偶然が重なり(天候など)、やはり「タンニン」という成分と化学反応を起こしてしまったんじゃないかということでした。
作っている職人さんもそういった化学反応がおきないように、鉄に錆止めの薬を塗ってくれているようです。
本当にいろんな偶然が重なり、鉄の成分が出てしまい化学反応を起こしたという感じなのかもしれません。
が、もしかしたら、同じような症状が出てしまう方もいるかもしれないとブログに書かせていただきました。
いろいろな革のサイトをみて書かれていたのですが、この鉄で染まってしまったことを「鉄染み」といい、「レモン果汁」を使うと改善されるというようなブログも発見しました。
化学が好きな方は興味がわくかも?
こちらのサイトです
このように、霧雨の中ずっと出ていたランタンポール。
夜寝る時には、テントの中にしまい、地面に置いておきました。
地面も濡れていたので、今後は、なるべく拭いたり、乾いた場所に置こうと思いました。
アウトドアだし、手入れが面倒そうだし、こういった道具どうなの?
と思われた方もいるかもしれません、、、
ただアウトドアの道具と限らず、道具って手入れすることで長く使えるものが多いと思います。
テントも濡れたまま片付けたらカビが生えたり、撥水効果が薄くなったりするので、乾かして片付けますし、ランタンも丁寧にメンテナンスして何十年も世代に渡り使い続けていけたりします。
手入れしてなんだか楽しく使えそうなら、使っていこうかなと思います。
もし自分にもっとあっているものが見つかればそれもありですし。
そして今回はPURVEYORSのスタッフさんの対応がとてもよくて、
それで丁寧に使っていきたいなと思った感じです。
次また黒く変色したら、そのまま使うしかないかな〜
レモン果汁を試すか、あえて全部黒くなるよう「鉄染め」みたいなことをするか。
今回は、 革が変色したお話でした!
秋晴れでキャンプしたい〜〜〜!!!!うぉ〜!